筋トレをしつつ体を大きくしたいと思っていても、小食で摂取カロリーが少ない人は筋トレでカロリーを消費してしまって逆に体重が減ってしまう事があります。
小食の人にとって、体を大きくするためにとたくさん食べる事はとても辛い事です。
食べられる量には個人差がありますし、無理をして食べても体を壊してしまうだけかもしれません。
「じゃあ小食の人は体重を増やす事はできないの?」
いいえ、無理に食べなくても体重を増やす方法はあります。
小食の人は固形物より飲み物でカロリーを稼ぐ
力士は新弟子の頃、体を大きくするために食事にノルマがある場合があります。
一食のノルマとして白米を丼で5杯食べる、のような感じです。
元々大食漢なのであれば簡単なのかもしれませんが、一般的な量しか食べられない人にとってはとてもじゃないけど無理な量ですよね。
そもそも、最初からそれだけ食べられるなら体を大きくする事で苦労してないって話です。
本当に無理な量を食べなければ体は大きくならないのでしょうか。
無理な食事をしなくても栄養摂取量を稼ぐ方法・・・それは飲み物です。
飲み物だったら食事をしながらはもちろん、食事以外でも気軽に飲めますし、会社や学校でも休憩中に飲む事ができます。
しかし、飲み物だったら何でもイイというワケではありませんし、飲むタイミングも重要です。
【注意!】飲み物は血糖値を急上昇させる
いつもジュースをガブ飲みしている太った人が周りにいませんか?
糖質は固形の物よりも液体の方が吸収されやすいので血糖値が上がりやすくなります。
要するに、糖質が含まれたジュース類を飲むと血糖値がグンと上がるという事です。
その結果、脂肪が増え太るというワケなんですね。
糖質が含まれていない飲み物でも血糖値が上がる?
糖質が多い食べ物・・・例えば、パン。
パンを食べる時は飲み物が必要不可欠という人は多いでしょう。
パン単体を食べた時と、パンを食べながら水を飲んだ時、どちらの場合が血糖値は上がりやすいと思いますか?
答えは、『後者のパンを食べながら水を飲んだ時』です。
水には糖質が含まれていないのに、なぜパンを食べながら水を飲むと血糖値が上がりやすいのでしょうか。
それは、糖質は固形の物より液体の方が吸収されやすいという所にヒントがあります。
食べたパンの糖質が水に溶けだし、吸収されやすくなるのです。
アメリカの糖尿病患者への食事指導では、食事中に飲み物(スープ含む)を飲まないようにと指導している医療関係者もいます。
それぐらい食事中の水分補給は血糖値をグンと上げてしまうのです。
血糖値が上がらないと体は大きくならないので、血糖値が上がる事そのものが悪いわけではありません。
血糖値がグンと急激に上がる事がよくないのです。
糖尿病にならないためにも、血糖値が急上昇するような食事には気を使い、定期的な運動を心がけましょう。


血糖値の上昇を抑える飲み物もある
糖質は固形の物よりも液体の方が吸収されやすく血糖値が上がりやすいとお話しましたが、糖の吸収を抑えたり、糖の吸収を穏やかにしたりする飲み物もあります。
代表的なものでは、糖の吸収に働くトクホ飲料、無糖のコーヒーや紅茶、牛乳(乳製品)があります。
食事前や食事中にそれらを飲むと血糖値の急激な上昇を防ぐ事ができます。
体を大きくしたい時のオススメの飲み物は『飲むヨーグルト』
もし、体を大きくしたいあなたが乳糖不耐症でないのであれば、飲むヨーグルトがオススメ。
糖質やカロリーが多い飲み物は他にもたくさんありますが、乳製品であるヨーグルトは血糖値の上昇を穏やかにします。
また、タンパク質も含まれているので、ガチムチになりたい人にはもってこいの飲み物なのです。
カロリーを稼ぎたいからと朝昼晩の3食の他に間食で何か食べようとしてもそれが難しい人は、飲むヨーグルトであれば牛乳の代わりに朝食時に飲んだり、仕事や勉強の休憩中にコーヒーの代わりに飲んだりもできますよね。
また、乳酸菌で腸内環境を良くし、正常な消化吸収ができるので摂取した栄養を無駄なく吸収できるようにもなります。
飲み方としては、食事中や食間に1000mlを1日3~4回に分けて飲むのがオススメです。
一度にたくさん飲むと乳糖不耐症の人じゃなくてもお腹がゴロゴロしてしまうかもしれませんし、たくさん飲む事で満腹感が続き食事ができなくなってしまうと元も子もありません。
【余談】私の体験談をお話します
私は普段、飲み物は水かお茶かブラックコーヒーか糖類・糖質がゼロの炭酸飲料しか飲みません。
しかし、ある時期、ストレスで何かを常に口にしていないとイライラしてしまい、飲むヨーグルトを毎日1000ml(多い時は2000mlの時も)飲んでいました。
本当は何か固形物を口に入れたいところでしたが、仕事中に何かを食べるわけにはいきませんし、水やお茶といったサラッとした飲み物よりもコッテリした飲み物の方が口に入れている感があったので飲むヨーグルトをチョイスしたというわけです。
その結果、2ヵ月で6~7kg体重が増えてしまいました。
飲むヨーグルトのカロリーや糖質量はブランドなどで様々ですが、文部科学省食品データーベース(https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=13_13027_6)では、100gあたりのカロリーは65kcal、糖質(炭水化物-食物繊維)は12.2gとなっています。
毎日最低1000ml飲んでいたわけですから、カロリーは650kcal、糖質は122g摂取していた事になります。
それを食事の他に毎日摂取していたのでそりゃ太るって話です。
その時は太ろうと思って飲むヨーグルトを飲んでいたわけではありませんが、結果的にそれなりの量の飲むヨーグルトを毎日飲むと体を大きくする事ができると分かりました。
小食で体がなかなか大きくならない人の救世主『飲むヨーグルト』
体重を増やしたい人用の糖質が多く含まれたプロテインも売られていますが、コンビニやスーパーで気軽に買う事ができるうえに乳酸菌で腸内環境を整えられる事を考えると飲むヨーグルトの方に軍配が上がるでしょう。
是非、生活に飲むヨーグルトを取り入れて体型改善を目指してみてください。
間違えないでいただきたいのは、飲むヨーグルトさえ飲んでいれば体が大きくなるというワケではないという事。
朝昼晩の食事の他に飲むヨーグルトを飲んで摂取エネルギーを稼ぐ、という事をお忘れなく!

色々なフレーバーの飲むヨーグルトがあるから毎日飽きずに飲み続けられるな!ガハハ!